寿命以外の願いならなんでも叶う悪魔のボトル。
ただし、このボトルを手放す前に死んでしまうと、永遠に地獄の業火で魂を焼かれることになる。
このボトルを手放すための方法はただ一つ。
買値よりもより安く誰かに売りつけること……!
「ボトルインプ」は「宝島」や「ジキルとハイド」で知られる文学者、
ロバート・ルイス・スティーヴンソンの同名の小説から着想を得たカードゲームです。
(日本では「壺の悪魔」「びんの子鬼」などの名前で刊行されています)
このゲームは、悪魔のボトルの邪悪な力を利用してコインを稼ぎつつ、
最終的には他人にボトルを押し付けることを狙う、言わばチキンレースのゲームです。
ボトルを買えば、あなたは場に出ているコインを全て独り占めできますが、
ゲーム終了時にボトルを持っているとコインを全て没収された上にペナルティを負ってしまいます。
つまり、一度手に入れたボトルは他の誰かに売りつけないといけないのです!
しかし、ボトルの売買が繰り返されるとボトルの値段はどんどん下落していきます。
値段が最低の1金になってしまえば、もはやボトルの譲渡は不可能です。
ゲームの結末ではプレイヤーの誰か一人が必ず悲劇の最期を迎えてしまうのです!
ボトルをうまく売り抜けて巨万の富を得るのは誰か?
一番最後にボトルを掴んでしまうのは誰か?
どこまでコインを欲張るか、どこでボトルを手放すか、
「ボトルインプ」は欲望と恐怖の合間で悪魔的なスリルが味わえる地獄のカードゲームです。
各動物の能力です。
- スカンク:列に並んでいる動物のうち数字が最大の動物2種類を列から叩き出します。
- オオム:任意の動物カード1枚を列から叩き出します。
- カンガルー:プレイした瞬間に列の前に1歩または2歩進みます。
- さる:列に猿が1枚だけなら何にもおこりませんが、2枚以上になるとサルの群れが列の先頭に進みます。
- カメレオン:列に並んでいるすべての動物と同じ能力を持ちます。ただし、能力を使った後は、普通のカメレオンに戻ります。
- アシカ:列の方向が変わります。つまり今まで最後尾だったところが先頭になるのです。
- シマウマ:ワニとカバが列の前に進むことを阻みます。
- キリン:列の前に1歩進みます。これは他のプレーヤーがプレイした後にも起こります。
- ヘビ:列を数字の順番[大きい数字が先頭]に並び替えます。
- ワニ:自分より小さな数字の動物を順番に叩き出しながら列を進みます。ただし、シマウマがいるとそれより先に進めません。後からプレイしたカードにより、順番が変わった後も可能なら進みます。
- カバ:カバのように自分より数字が小さな動物を抜かしながら前へ進みますが、列から叩き出すことはありません。
- ライオン:プレイした瞬間に列の先頭に進みます。この時列に猿がいたら列から叩き出されます。また、すでにライオンがいる列にプレイしたら、その瞬間に叩き出されます。
多くの動物カードをバーに送り込むことができたら勝ちです。